ガ ス 空 調 シ ス テ ム

■吸収式空調システム
 夏、庭に打ち水をしたり、皮膚をアルコール消毒したりすると涼しく感じるのは、水やアルコールが蒸発するときに周囲から熱を奪うためです。これが「気化熱」ですが、吸収式冷温水機は、この原理を応用しています。
冷媒に水、吸収液に臭化リチウムを使用し、フロンを全く使用しない環境にやさしい冷房システムです。吸収液の凝縮、再生にガスの熱を利用します。

吸収式空調システム
 
(1)蒸発
 液体には、気圧が低いほど低温でも蒸発しやすくなるという性質があります。この性質を利用して、中を真空に近づけた密封容器(蒸発器)に水の流れるパイプを通し、パイプの上に水滴(冷媒)を落とすと、水滴は蒸発します。このときの気化熱でパイプの中の水を冷やし、冷房用の冷水にします。
(2)吸収
 蒸発した水蒸気は吸収器に進んで、水を吸収しやすい吸収液(臭化リチウム溶液)に吸収されます。
(3)再生
 ここでガスの登場です。水蒸気を吸って濃度が高くなった吸収液を、再生器でガスの火により加熱し、水分を蒸発させます。これにより、高い濃度に再生させた吸収液は吸収器にもどり、水蒸気の吸収を続けます。
(4)凝縮
 加熱によって吸収液から出た水蒸気は、凝縮器で冷やされて水に戻ります。この水を再び蒸発器へ送り、同じサイクルを繰り返せば、連続して冷房用の冷水が得られます。

<メリット>
環境性 冷媒に水を使用するノンフロン空調です。
経済性 消費電力が少ないので、省コストが期待できます。
省エネルギー 機器効率の向上により、大幅に省エネルギーを達成しています。


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